ドイツ RankV 中戦車 Erprobungsträger mit 3-achs-stabilisiertem Turm
概要
Update 2.15 “Wind of Change”にて追加された。
砲塔に3軸*1のスタビライザーを搭載しているのが特徴的。しかしゲーム内では再現されていない。
--加筆求む--
車両情報(v2.17)
必要経費
車両購入費(DMMP) | 5160 |
---|---|
乗員訓練費(SL) | *** |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
デカール枠解放(RP) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 8.3 / 8.3 / 8.3 |
RP倍率 | 2.14(+100%) |
SL倍率 | 0.95 / 1.35 / 1.65 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | **.*⇒**.* / **.*⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -12/12 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 5.0秒(自動装填) |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / 72 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 20 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 20 / 20 |
重量(t) | 42.5 |
エンジン出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
2,200rpm | |
最高速度(km/h) | 72 / 65 |
実測前進~後退速度(km/h) | 72 ~ -28 / 62 ~ -25 |
視界(%) | 94 |
乗員数(人) | 3 |
光学装置
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
---|---|---|---|---|
IR投光器 | - | 有/無 | - | - |
車長 | 4.0x-20.0x | 有/無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
砲手 | 4.0x-12.0x | 有/無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
操縦手 | 1.0x | 有/無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 105mm L7A3 | 47 | 47 | ** |
主武装 | 30mm HSS 831L cannon | 300 | 50 | ** |
機銃 | 7.62mm MG3A1 | 2000 | ** | - |
弾薬*2
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
105 mm L7A3 | DM13 | APDS | 4.0 | - | 1478 | 303 | 302 | 296 | 277 | 257 | 252 |
DM502 | HESH | 14.85 | 4.31 | 732 | 127 | ||||||
DM12 | HEATFS | 10.5 | 1.27 | 1173 | 400 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.62 mm MG3A1 | 既定 | AP/T | 10 | 9 | 7 | 4 | 0 | 0 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** | *** |
修理キット | *** | |||
砲塔駆動機構 | *** | |||
弾薬開発1 | ||||
II | サスペンション | *** | *** | *** |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | *** | |||
砲火調整 | *** | |||
弾薬開発2 | ||||
III | フィルター | *** | *** | *** |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
弾薬開発3 | ||||
IV | 変速機 | *** | *** | *** |
エンジン | ||||
追加装甲 | ||||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
特徴的な半球状の砲塔を持つ試作戦車。
珍妙な見た目に違わず性能も個性的な一品。
【火力】
主砲は信頼と実績のL7。本車はこのオートローダーによってなんと5秒間隔で連射することができる。
オートローダーというとマガジン容量の限界による息切れがつきものだが、本車ではすべての弾薬が単一のマガジンに装填されているため、長ったらしい装填作業も発生しない。弾が切れるまでひたすら5秒間隔で撃ち続けることができる。
二面スタビライザーによって走行中でも高い命中精度が期待できる。8.0ともなると敵にもスタビライザーを装備した車両が多いので絶対的なアドバンテージとはならないが、主砲を扱ううえで不自由することはないはずだ。本来は車体が傾斜している時も砲塔を水平に保ってくれる機構が備わっているらしいが悲しいことに未実装だ
砲弾はAPDSとHEAT-FSとHESHが用意されている。俯角は-12°であり、地形対応能力も抜きんでている(仰角は12°で若干物足りないが) 。
また主砲同軸に30㎜機関砲を装備しており、ちょっとしたIFVくらいなら主砲を使うまでもなく蜂の巣にできる。戦車のモジュールを破壊するにも都合が良いし、弾幕が激しいので目くらましにもなるだろう。仰角問題から対空には使いづらいが、撃てる状況ならヘリや飛行機も積極的に狙っていける。
さらには砲塔と独立して動く7.62mmのタレットも装備。
30mm機関砲と比べるとほとんどおまけみたいなものだが、こちらは仰角がしっかり取れる。
【防御】
高い攻撃力に対して装甲は紙である。
正面装甲ですら実厚30㎜。さすがに機銃程度では抜かれないが、到底信頼できる厚さではない。見た目からも分かるように、傾斜効果による跳弾もほとんど期待できない。
さらに頭の痛いことに、本車は砲塔の半分を占める巨大な弾薬庫を抱えている。車体弾薬庫なんて気の利いたものはなく、砲塔にすべてガン積みである。まるで頭にでかい爆弾を乗せて走ってるみたいだ
ここに被弾したときになにが起きるかは推して知るべしといったところ。おまけに乗員は三人なので、運よく誘爆を免れたとしても乗員ノックアウトによって撃破に至る可能性が極めて高い。
貫通弾をもらって助かるパターンといったらエンジン損傷か、操縦手の気絶だけで済んだときくらいだ。
要するに撃たれたら死ぬ。
【機動性】
機動性は非常に高い。
体感ではレオパルト1をさらに軽快にしたような乗り心地で、悪路も急斜面も難なく踏破できる。加速度も非常に高い。
後退や旋回も速いので、閉所での細かなフットワークで困ることもない。本車を扱うプレイヤーには、この優れた脚で劣悪な防御性能を補うことが求められる。
【総評】
オートローダーと30mm機関砲、そして高い機動性を併せ持った非常に攻撃的な車両だと言える。
快速で高火力な車両は他にも多いが、本車はそのなかでもとりわけ尖った性能にまとまっている。
先述したように防御面はあまりに貧弱なため、本車の強みを十分に引き出すためには慎重に地形に身を隠し、戦況を読み、大胆に敵の裏をかく必要があるだろう。
本車は有名な車両ではないし、買えば安定した勝利が見込めるというタイプの課金車両でもない。こう言っては悪いが格好良くもない
しかし、もし扱いこなすことができたのなら、その異常な火力の虜になるはずだ。
快速紙装甲車両が好きな人、腕に覚えがある人、火力こそ正義な人、あるいは普通の車両に飽きてきた奇特な人、
そう、この記事を読んでいるそこのあなた。
もし気まぐれに5000円くらい払っても良い気分になったのなら、ぜひこいつを検討してみてはいかがだろうか。
史実
1958年に標準戦車計画(レオパルド1とAMX-30が開発された計画)向けに自動装填機構付き砲塔をもつ戦車の設計が提案された。この計画は新機構を持つ為に開発リスクが高く、標準戦車計画に試作車の納入が間に合わず生産されずに終わった。
その後、MBT-70(Kpz-70)の開発計画が上がると、計画の中で課せられた様々な要件の中で「射撃の正確性」を確保する問題が課題となった。当時、既に1面、2面のスタビライザーの技術が確立されており射撃精度は格段に向上していたが、縦軸の傾きが射撃精度に与える悪影響は2面スタビライザーでも解消不可能であり問題視された。縦軸の傾きに対する補正は射撃コンピューターなどのソフト面、もしくは戦車設計そのものによるハード面のどちらで解決するかが問題となったが、まずはハード面での工夫による解決が図られる事となり、3面スタビライザーの実証実験の為に試作車が作られる事が決定し、中止された以前の計画と合わせて自動装填機構と三面スタビライザーを持つ試作戦車が作られる事になる。1960年代半ばラインシュタール・ハノマーグ(現ライニッシェ・シュタールヴェルケ)とAEG-テレフンケン(現AEG)が製造を担当する事になる。これがWTに登場するTurm IIIである。Turm IIIとはターレットIIIという意味である。
Turm IIIは全てが新規製造というわけではなくレオパルド1のドライブ機構などが流用されているが、砲塔は完全新規設計である。砲塔の右半球が弾薬庫と装填機構、左半球には搭乗員ブロック、砲塔に配置された車長はいざという時には操縦手と砲手のシステムにアクセスできるようになっており車長が全ての役割を代行できるようになっている。この機能の為に砲塔に視察用カメラが付いている。砲手用照準器の斜め下にあるカメラがそれである。3面スタビライザーを実現する為に砲塔自体が動き傾きを制御する機構となっていることから、砲塔の機構が車体から独立しており、弾薬庫、装填機構、制御機構、射撃機構の全てを砲塔内で完結させなければならず、内部容積が限られる形となった。結果としてこれは携行弾数の低下を招き、この点が不安視され、主砲弾を節約する為に主砲を使うまでもないような軽装甲の標的に対処する為に30mm機関砲が追加されたが砲塔内に余裕がない為、外付けとなった。
3面スタビライザーは縦軸の制御を行うことで射撃精度の向上を狙ったものであり、試験の結果によると望み通り射撃精度の向上をもたらした。しかし、3面スタビライザーを実現する為にとられた独特な設計の砲塔は構造が複雑となり、非常な高コスト、内部容積の減少による携行弾数の低下、搭乗員の負担増、砲塔装甲の強化の困難化、複雑な機構からくる重量増大による装甲強化の可能性の低下、など製造面、運用面で容認できないほどの困難をもたらし、試験結果の善し悪しに関わらずプロジェクトは中止となった。
その後、縦軸の傾きに対する補正は射撃コンピューターによる弾道計算やそれに沿った的確な射撃を実現する射撃管制装置の向上により、2面スタビライザーでも問題ないと判断され、Trum IIIでもたらされた3面スタビライザーの設計はその後のいかなる戦車設計にも活かされることはなかった。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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